こんにちは。さきっぽです。

 

さて、前回丸ノコを買ったことを紹介しました。

日立の丸ノコ FC6MA2を買ったつもりがFC6BB2で失敗したけど

今回は、この丸ノコを使って縁台をDIYで作ってみました。

そこで私がDIYで縁台を作るまでの工程を紹介します。

 

縁台って何?縁台をDIYで作るために必要な設計図作り

今までDIYなんてほとんどした事がなかったし、縁台って言葉すら知らなかった。

縁側の台としか思ってなかったんです。

 

しかし諸事情があり縁台とやらを作ってみることにしました。

 

縁台をDIYで作るにあたって必要なのが設計図。

 

設計図といってもどんなデザイン、形があるのかも知らなかったのでgoogleさんに質問です。

 

こんな時に役に立つのが画像検索

google検索で「縁台」と打ち込み検索結果の「画像」を選択

 

 

色んな縁台が出てきました。その中から自分でも作れそうなデザインをいくつかピックアップ。

 

  • 天板の木の向きが「横」か「縦」のどっちがいいかな・・・
  • 作りたい縁台の寸法を考えると強度は大丈夫かな・・・

 

googleだけじゃなく楽天市場で販売されている縁台のデザインもチェックです。

 

これ⇒楽天市場の縁台

こんな感じで市販品からDIY品まで色々と調べて沢山デザインを見ました。

 

設計図を作る前に作りたい縁台の必要な寸法

私が作りたかった縁台は、高さが約40㎝、幅が約60㎝、長さが約180㎝くらいでした。

設計図を作る前にどんな材料が売ってるのかもホームセンターとかで調べます。

 

ネット検索でもよく出る2×4材がちょうどいい感じ。

材料費も安くて寸法もちょうどいい感じなんです。

1820㎜って長さが売ってるんですね。

そこで材料は2×4材をメインに設計図を考えます。

 

どんなつくりにするか考えた時に、長方形の枠を作ってそこに脚をつけて天板を付ければ意外と簡単なんじゃないかなと。

 

こんな枠を作って

 

 

そこに脚を付けて

 

※脚は2×4材の高さ違いを2本くっつけて、片方の足に枠を乗せて固定。4×4の四角になるので安定はあるかなと。

 

最後に天板

 

※図面の天板の枚数は適当です。単なるイメージにしてます。

 

こんな感じにすると、枠と脚は2×4材で天板は1×4材でできます。

 

今回、天板は短い板を並べるデザインにしました。

 

180㎝くらいあるので長い板を横に渡すデザインだと補強を何か所か入れないとダメかなと思ったから。

 

今回採用した縦に並べる方法でも枠の真ん中に1本天板を支えるように2×4材を入れてみました。

必要なのかわからないけど・・・。

 

あと、完成してガタツキが出たりしたら脚の部分に補強も入れた方が良いかも

 

 

これは縁台が完成してからの話

 

縁台の設計図ができたら材料の調達

設計図を基に必要となる材料を計算します。

 

枠と脚の2×4材、天板の1×4材

今回必要となった本数は、2×4材が6本、1×4材が6本でした。

 

本数を決めるときに1本の材料でどれくらいの材料が切り出せるか絵をかいてみました。

ちなみに、カットするとき鋸の歯の厚みがあるので、元の材料の長さギリギリまで使うのは注意した方が良いです。

 

元の材料も多少長さに誤差はありますが1820㎜の木を5等分して364㎜にするとか無理な場合があります。

切断するときの鋸の歯の厚みを考慮してカットする寸法を決めましょう。2㎜くらいは必要かな・・・。

 

それから組み立てに必要なビスです。

木が太いのでそこそこの長さが必要ですね。

 

で、材料は近所のホームセンターで2×4材と1×4材とビスの購入です。

 

脚の部分の2×4を固定するビスは57㎜か65㎜のコーススレッドの半ネジ

天板は25㎜か32㎜のコーススレッドの半ネジでOkかな

 

ちなみに天板のビスはネジの頭が見えるのでブラウンのビスを使用。

 

縁台の材料選びで注意したいこと

縁台をDIYで作るのに2×4材を使う事にしましたが、この材料にも注意が必要です。

 

それが木の種類。

 

ホームセンターでよく見る安い2×4材ってSPFとかホワイトウッドとかになってると思います。

これらの木は柔らかくて加工もしやすくお値段も手ごろなので人気なんですが、縁台のような屋外への工作物には向いてないんです。

耐水性に弱いという特徴があるので屋外で使う場合は防腐処理を行う必要があります。

 

あと、防腐処理をおこなってから販売されてる2×4材もあります。

ちょっと緑色したような木材です。

 

ホームセンターによっては、ウエスタンレッドシダー(米スギ)という2×4材も売られてる場合があります。

この木の場合は木材自体に防虫防腐効果があるので、工作物を作った後の防虫防腐塗装も最小限で済みます。

 

例えば、楽天市場のオカモク楽天市場店ってお店で防腐処理した材料が通販で買えます。

 

縁台なので色を塗ると思いますが、それも最小限で済むというわけです。

 

うちの近所のホームセンターには上の全ての種類の2×4材が売られてました。

 

どれにするか迷ったのですが、材料費を極力抑えたいと思ったのと初めてのDIYなので失敗してもいい材料にしようと一番安いSPF材で縁台を作ることにしました。

 

 

縁台の防腐処理におすすめな塗料

縁台の材料には安いSPFを使う事にしました。

 

問題なのは防腐処理です。木材自体が屋外にはあまり向いてないのでしっかりと防腐処理をおこなわないといけません。

 

そこで見つけたのがキシラデコール。

 

 

防腐処理にはかなりいい塗料のようですね。

 

この塗料油性なんですが新しく水性のキシラデコールも販売されていました。

 

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油性に比べると性能は少し劣るとかいう記事も読みますが、メーカーのホームページでは性能としてはほとんど同じみたいです。

 

塗装した後のハケの処理など考えたら水性の方が水で洗えて楽じゃんってことで、少し高くなりますが水性のキシラデコールを使う事にしました。

 

数日かけて材料をそろえるとあとは実行あるのみです。

 

縁台のDIYスタート

材料がそろったので縁台作りスタートです。

 

 

ホームセンターで、節とか反りとかが比較的少ない材料を選択。

といっても安いのでどれも完璧なものはありません。

 

まずは材料のカットから

 

前回紹介した丸ノコの登場です。

 

1×4材の元々のカット面はこんな感じ。

 

これが丸ノコでカットすると

 

 

きれいなカット面になりました。

 

丸ノコの歯を変えてるからとてもきれいな仕上がりです。

 

これです。

 

追記:この丸ノコの歯もキレイにカットできますが新しい丸ノコの歯も発売されています。

・ヤマシンの神業。これもかなりの切れ味だそうです。SK11よりもいいです。あと音も静かで手にくる振動も少ないとか。

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・SK11くろプラス。ハイパーチップソーよりもきれいだそうです。

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丸ノコの歯で断面の仕上がりも違うのでキレイにカットできる歯にした方が良いですよ。

 

自作の丸ノコスライド台を使って同じサイズの木を何枚もカットしました。

 

 

丸ノコスライド台の作り方はYouTubeの動画を参考にしました。

気になる方はYouTubeで丸ノコスライド台と検索してください。

 

脚と天板と枠の材料を全てカット

 

 

ホームセンターで1カット30円でしてくれるけど、こんなに頼んだら嫌がられそう・・・。

 

カットが終わると先に防腐処理をしておきます。

 

水性のキシラデコールのウォルナット。

 

ホームセンターでは油性のキシラデコールをよく見かけますが、たまたま行ったホームセンターで水性のキシラデコールを見つけたので即買いしました。

 

ネット通販と変わらない値段だった。

 

 

ざっと塗っていきます。

 

 

乾かして2度塗り。

 

用事で数日空いてから組み立て作業に入ります。

 

いい感じの色になりました。

 

 

まずは枠の制作

端っこの寸法は2×材の寸法だしてみました。

 

 

枠の固定が完了したら脚を取り付けていきます。

 

 

 

 

ビスは2本ずつ止めましたが心配ならもっと増やしてもいいかな。

 

脚の固定が終わると土台の完成

 

 

こんな感じに仕上がりました。

 

ビス2本じゃ弱いかなと思ったけど意外としっかりしています。

 

ガタツキも無いので脚の補強も必要なさそうです。

 

強度心配ならこんな金具利用してもいいかもしれませんね。

 

 

土台が完成したら天板の固定。

 

 

両端の4か所をビス止めしても良かったのですが、安い材料だったので板に反りがあったため真ん中も固定しました。

 

1枚につき6か所で固定。

 

天板の板は18枚にしたので18×6本で108本のビス止め。

 

天板と天板の間隔は計算して決めましたが、同じ寸法になるように廃材を切って治具を作りました。

 

縁台を設置する基礎作り

縁台の組み立て前の作業でもいいですが私は後にしました。

 

縁台を設置する場所に基礎をつくります。

 

通常なら基礎になる石(束石)を使うのが良いと思います。

 

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しっかりと穴を掘って、石を入れて、束石置いて、モルタルで固定

 

こんなのがしっかりとした基礎の作り方です。

 

でもDIYなんでそこまでする必要もないかなということで、コンクリートのブロックを置くだけにしました。

 

 

高さを合わせるために埋めたりはしました。

 

あとは水平もきちんと出してます。

 

ブロックを6個置いて水平をだしたら縁台の基礎完成。

 

縁台の設置の前に最終確認。

 

ビスの穴などに防腐処理を再度施します。

防腐処理は念入りに・・・

 

これでようやく縁台の設置です。

 

はじめての縁台DIYはこんな感じに出来上がりました。

 

 

家の基礎?との境目の部分とも高さはバッチリあいました。

 

踏み台になってる大きな石との間隔もぴったりです。

 

 

縁台をDIYで作ってみたのまとめ

今回、縁台をDIYで初めて作ってみましたが感想としては大満足。

 

初めてにしては良いものができたと思います。

 

縁台のDIYに使った道具

縁台のDIYで使用した道具を簡単に紹介しておきます。

・丸ノコ (おすすめは日立の丸ノコ アルミベース)

 

・差し金(指金、差金、曲尺)

シンワ測定 シルバー曲尺 厚手広巾 50cm 10405

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・インパクトドライバー

普通のドリルよりインパクトドライバーの方が良いでしょう。

14.4V以上あれば何でもできるかな。

 

 

私は日立のインパクトドライバーではなく、昔買った海外製のデウォルトってメーカーのインパクト使ってます。

 

・水平器

あまり高い物じゃなくても良いと思います。

私はホームセンターで買いましたが、色々使えるようにマグネット付きです。

 

 

・下穴ドリル

ビスを止める下穴をあけるためのドリル。

2×4に穴開けるのでこれくらいがおすすめ。

スターエム 六角軸下穴錐 BP 3MM

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・皿取錐

ビスの頭が出ないようにする錐。

持ってると今後役に立ちますね。

スターエム 皿取錐 №58S3X8MM

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こんなのもいいかもしれません。

 

スターエム ウッドデッキ用皿取錐 3.5X10X70L 58XW-3570

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今回の縁台のDIYで用意した道具は大まかにこれくらいです。

あとメジャーとか色塗るハケとか・・・。

 

長さ測る道具、切る道具、穴あける道具、ネジ締める道具、色塗る道具。

これがあればDIYできるかな。

 

追記:これあると便利です。

インパクトドライバーのビット交換が楽すぎる超便利アイテム

 

 

 

ちなみに、固定するために使用したビスの長さは65㎜と32㎜

 

 

縁台のDIYにかかった材料費

縁台のDIYでかかった材料費を簡単に紹介します。

  • ビス 1,050円
  • 1×4 6本 1,188円
  • 2×4 6本 1,788円
  • キシラデコール水性1.6l 6,500円くらい

ざっとこんな感じ

2×4材がSPFで安いけど防腐処理でお金かかってます。

でも、縁台だけなら1.6lも必要ないです。

他に塗りたいものがあったので1.6lのキシラデコールを買いました。

 

縁台くらいのサイズだと半分の量の0.7lくらいでも足りるんじゃないかな。

値段も約半分だし。

 

一通りの道具があれば材料費は6千円前後で縁台は作れるそうです。

いい材料を使ったとしても1万円あれば好きなデザイン、ある程度の大きさの縁台は作れますね。

縁台というよりウッドデッキも作れそうです。

 

今回、縁台をDIYで作りましたが安い材料なので耐久性だけが問題です。

 

腐ってくるのが何年後か・・・。

キシラデコールがしっかり効いてくれたらそこそこ持つのかな。


追記:縁台を作ってから1年経ちました。

キシラデコールの効果は問題なし。縁台が痛んでる様子もありません。

 

 

特にメンテしてないので汚れてますね・・・。

本当なら天板とかキシラデコールまた塗った方がいいかもしれませんね。

安い材料だったけどしっかりと木材の保護してくれてます。


材料もしっかりしたい方はこれがおすすめです。

 

 

腐ってきたらまた作ればいいか。

その時は種類を変えてみようかな。