こんにちは、さきっぽです。
今回はオリーブの木のメンテナンス関するお話です。
先日、家にあるオリーブの木の根元をみると「おがくず」のようなものが幹の周りにありました。
どこか虫が穴開けてるのかな??
でも大きな穴は見当たらない・・・
で、ネットで検索すると害虫のオリーブアナアキゾウムシの仕業と判明!!
このオリーブアナアキゾウムシの被害に合うと最悪は枯れてしまうとか。
オリーブアナアキゾウムシとは
オリーブの木の根元の樹皮に小さな穴をあけて卵を産み付けていきます。その後ふ化した幼虫は幹の内側をエサとして食べ、穴をあけてしまいます。
これにより木の上部への養分や水の吸い上げが妨げられて、被害が大きくなればオリーブが枯れてしまう可能性もでてきます。
このオリーブアナアキゾウムシが発生する時期は4月~11月ごろ。
木の根元に穴が開いてたり、茶色いおがくずのようなものがあればオリーブアナアキゾウムシがいる可能性が大です。
追記:年が明けた5月にまたオリーブアナアキゾウムシを発見。
オリーブアナアキゾウムシの駆除方法
ということで、早速オリーブアナアキゾウムシの駆除を開始しました。
まずは、オリーブアナアキゾウムシがあけた穴を探してみます。
が、小さな穴でわかりにくい・・・
そこで家にあった千枚通し(マイナスドライバーとかでも大丈夫)で木の幹をツンツンしてみると、樹皮が柔らかい部分がありました。
樹皮をめくってみるとボロボロと剥がれてきます。
すると、被害にあった穴を発見!!
柔らかい樹皮をどんどん剥がしてみると穴の中にいました!!
こいつが犯人のオリーブアナアキゾウムシ!!
くつろいでるところを引っ張り出してやりました!!
オリーブの木の周りのおがくずはまだあるので、根元の部分をツンツンすると樹皮の柔い部分がどんどん発見できます。
剥がしてみると今度は幼虫発見!!
1匹駆除しても周りの樹皮をめくるとどんどん出てきます。
変な蛹みたいなのも出てきた。
とにかく樹皮をめくり続けます。
茶色くなってる部分は柔らかくなってるので白い部分が現れるくらいまでめくってみます。
今度はビラビラした白いものが・・・
エイリアンみたいな形でキモイ・・・
もうすぐで成虫になるところかな。
樹皮をめくっていくと幼虫や蛹を勢いでつぶしてしまう事もありました。
結局、オリーブの木の根元を確認して発見したオリーブアナアキゾウムシは10匹以上!!
幼虫から、蛹、成虫までいました。
オリーブの木の根元は無残な形に・・・
放置すると完全に枯れたりするから、害虫駆除のためには仕方ない。
でも、もしかしたらまだ隠れてるかも・・・。
ということで、さらに対策をします。
それがスミチオン乳剤という殺虫剤。
早速近所のホームセンターで見つけました。
500mlのスミチオン乳剤しか置いてなかった。ちょっと多い気もしたけど時間がないから通販で翌日まで待てないし500mlを購入。
100mlが売ってたらこっちがよかったかもしれない・・・
でも、今後のことを思うと500mlあってもいいかな・・・。
スミチオン乳剤の使い方
スミチオン乳剤は用途に応じて水で薄めて使用します。
害虫の名前がパッケージに書かれてます。でも肝心のオリーブアナアキゾウムシの名は無い・・・。
とりあえず適当に薄めてみることに・・・
スプレーガンも買ったので薄めてみました。
ホントにこれでいいのか不安になったのでネットで調べると、スミオチン乳剤の公式ホームページに情報がありました。
⇒https://www.sc-engei.co.jp/guide/detail/1432.html
https://image.engei.world/ofiles/1585/20171213/24204.pdf より抜粋
オリーブの木のオリーブアナアキゾウムシ対策の場合は50倍に希釈するそうです。
他の害虫など1000倍とかが多いのに、オリーブアナアキゾウムシは50倍って・・・
追加でスミオチン乳剤を入れてオリーブの木の根元に散布。
スミオチン乳剤に関しては、
使用液量は0.3~3l/樹。
使用方法は樹幹散布。
使用時期は、収穫21日前まで。但しオリーブの葉に使用する場合は収穫120日前まで。
総使用回数は3回/年まで。
4月、6月、8月に散布するといいみたい。
他の害虫対策に比べると濃度が濃いので、オリーブの木以外には散布しないように周りに注意した方が良いです。
まとめ
家には4本のオリーブの木がありますが、今回被害にあったのは1本だけ。
とりあえず、オリーブアナアキゾウムシは対策したけど完全に駆除できたのかは不明だし、オリーブには他の害虫も付く可能性もあるのでメンテナンスはしっかりしないとダメですね。
枯れずに生きてくれればいいのだが・・・